できないことを減らす

個人事業主エンジニアは、通常の業務に加えて、常に自己投資も行う必要がある。コストをかけて学校に通うなり、セミナーに通うなりしなければならないのだ。そうしないと、時代の進化に取り残されていってしまい、最終的にはエンジニア業を続けられなくなってしまう。世界を代表する超一流のエンジニアですら、30歳を超えてから大学や専門学校に通うケースがあるのだ。それ以下の人材が自己投資を怠っていいわけはない。

プログラマーなら新しいコンピュータ言語を学んでみるのもいいだろう。一つの言語だけでは、流行り廃りによって生活が左右されてしまうこともあるからだ。二つの言語をマスターできれば、一気にリスクは減らせる。

CGアーティストなら、最新の技術が使えるソフトの操作に習熟するのもいい。どのソフトが使えるかによって、採用結果も違ってくる。世界トップレベルの映像作品の制作に参加するなら、最先端のソフトの使い方はマスターしておかなければならない。時間もコストもかかって大変だが、こうした努力を日々の仕事とは別に行っていかなければ、他人に勝っていくことはできないのである。

会社員なら他人に助けてもらえることもあるのだが、個人事業主の場合には自分の技術がすべてになる。できないことを一つでも減らしておかなければ、最悪仕事がなくなる可能性もある。常に廃業と背中合わせの個人事業主に、休んでいる暇はない。自らの市場価値を高めたい方には、個人事業主のための自己投資術をおすすめする。

Comments are closed.